課題背景自社の事業変革に必要な「良き人財」を採用するために
求められている「人的資本経営」。自社の対応は進んでいますか?
企業戦略において「人的資本経営」の強化に注目が集まっています。自社の中長期的な成長に資する人財戦略を策定・実践し、その方針を的確にステークホルダーに伝えていくことが、持続的な企業価値の向上に欠かせないものとなっています。
そのような中、企業の人事担当者には、経営視点と人事視点の両方を担い、時代の変化に対応するための迅速な判断と行動が期待されています。とりわけ、経営が自社の事業変革に取り組む中で、人財採用においても変革に必要な人財の獲得が期待されています。
自社の事業変革の姿勢や内容は、学生に知られていますか? 伝わっていますか?
しかし、事業変革の姿勢や取り組みの内容が採用市場にうまく伝わっていないために、次のような悩みが生じていないでしょうか。
● 採用エントリー者がなかなか集まらない
● 求める人財からのエントリーが少ない
● 求める人財像とのミスマッチが多く、選考の歩留まりがよくない
● 他企業との高度人財の争奪戦に負けている
● 内定後のリテンション(維持)が難しくなっている
● 入社後のギャップによる離職が増加している
原因は、「採用者のインサイト」と「企業の採用活動」とのズレにあります
採用希望者の基本的な価値観や就職意識が大きく変化する一方で、企業側は、変わらず企業を主語とした採用広報に取り組みがちです。採用希望者の知りたいことと企業の伝えたいことがずれてしまっては、事業変革の取り組みを伝えようとしても、理解や共感を得られません。
<採用希望者の変化>
● 情報洪水の中でのタイムパフォーマンス意識の高まり
● 上昇志向の減退、「上から目線」への抵抗意識
● 社会貢献への意識の高まり、安定志向のプライベート優先志向
● 起業意識の高まり、その第一歩としての企業への就職
<企業広報側の対応>
● 学生自らの企業情報収集を前提とし、自発的エントリーを待ってしまう
● 「企業の今」を中心に語りがちになり、事業変革に資する求める人物像が伝わりづらい
● 自社の視点に偏った発信により、他社との違いがわかりづらい
● 「採用希望者にとっての魅力」より「競争優位性」を訴求してしまう
どうしたら事業変革に必要な人財を獲得できるか。
その悩み、『採用ブランディング by HR for Growth』が解決します。
概要若者起点の『採用ブランディング by HR for Growth』
「採用ブランディング by HR for Growth」は、経営視点と人財視点の両方を担い、時代の変化に対応するための迅速な判断と行動が期待されている企業の人事担当者のための、事業変革に必要な人財の獲得を支援するソリューションです。
マーケティングメソッドを活用した、「若者基点の」戦略・施策開発
ターゲット(=事業変革に必要な人財)に選ばれる企業を目指すために、ターゲットの中心層である若者の心を捉え、その行動を変える人基点のマーケティングメソッドを活用して、若者の「心が動く」戦略を遂行します。
● ターゲット(=事業変革が求める人財像・スキル)を明確にする
● ターゲットが「自社に魅力を感じること、知りたいことは何か」を把握する
● ターゲットインサイトを捉えたその企業独自のメッセージでコミュニケーション施策を設計・実行する
採用広報から「採用ブランディング」への転換支援
企業が目指す事業変革のビジョンや世界観を伝え、ターゲットの「心が動く」メッセージを創造するために、「企業の未来(あるべき姿)」を語る“ブランディング”に取り組み、自分ゴトとして感じられるメッセージを効果的に発信します。
● 企業の「今」と「未来」のギャップを埋められる人財像を規定する
● 「企業の未来(あるべき姿)」を定め、ビジョンとファクトを語る
● その企業で「働く自分」をイメージしやすいメッセージや世界観を届ける
待ちの採用から「攻めの採用」への転換支援
「売り手市場」で優秀な人財の獲得競争に勝ち抜くために、就職活動中やこれから就職活動を始める若者の認知率や理解・共感度を高める取り組みをトータルに行います。
● 他社がやっていない自社独自の「採用ブランド」を開発する
● ターゲットが就職に至る行動動態「就活ジャーニー」を把握したコミュニケーションを行う
● 共通のメッセージと世界観を基に各種施策を展開し、一貫した企業イメージを展開する
採用ブランディングを通して、採用希望者の本音を傾聴し、ターゲットに寄り添ったコミュニケーションを行い、自社の事業変革の取り組みに対する理解度を上げることで、「採用希望者を選ぶ企業」から「優秀な希望者に選ばれる企業」への変革を支援します。
フロー『採用ブランディング by HR for Growth』取り組みの流れ
『採用ブランディング by HR for Growth』は、新卒(高校生や大学生・大学院生)や第二新卒(若手の社会人経験者が対象)に向けた採用ブランディング活動を、戦略から実装まで一気通貫して支援します。
提供体制電通「採用ブランディングエキスパート」がご提供
『採用ブランディング by HR for Growth』は、広告業務で培った、Z世代をはじめとしたターゲットのインサイトの把握を専門とするアカウントプランナーや、実際に人事関連の業務経験のあるコンサルタントなど、多様な経歴を持つメンバーが連携したチーム『電通採用ブランディングエキスパート』を中心に提供しています。
このチームには、電通若者研究部(※)と連携し、電通独自のZ世代への大規模調査の実施や個別の学生インタビューなどを通して人財採用のトレンドを把握・蓄積するメンバーや、顧客企業の戦略や施策の整理、新たな戦略フレームの開発を行うメンバー、パートナー企業との業務提携などを行うメンバーが参画しています。
それぞれのメンバーが統合的に顧客企業の人事部/採用部門とZ世代のギャップを埋めるブランディングをサポートし、電通グループの総合力を活かしながら、「Z世代の人財採用という経営課題」の解決に貢献します。
※電通若者研究部(ワカモン)とは、高校生・大学生を中心に若者の実態に迫り、若者と社会がよりよい関係を築けるようなヒントを探るプランニング&クリエーティブユニットです。
https://dentsu-wakamon.com/
Q&A詳細につきましては、ご気軽にお問い合わせください
Q1:スモールスタートは可能ですか?
はい、可能です。
「採用戦略立案+メッセージ+キービジュアル開発」プランで承るケースもあります。
また、以下のメニューもご用意しています。
<「若者」勉強会>
Z世代をはじめとしたターゲット層のリアルな意識・価値観・ニーズなどを、人財採用に向けたインサイト情報として組織にインプットいたします。
<採用ブランド開発体験ワークショップ>
採用担当者、面接官、リクルーター等の採用に関わる従業員に対して、採用活動へのコミットメント強化を目的にしたワークショップを設計・実施します。
Q2 :「人財要件定義」についても対応可能ですか?
はい、可能です。
事業変革が求める「顧客価値創造型人財」や「インキュベーション型人財」などについても経営/事業戦略から紐解くことで人財要件を定義していきます。
Q3:人的資本経営につながる採用についても支援してもらえますか?
はい、ご支援できます。
例えば、以下のような施策のご支援が可能です。
<新人向け育成施策>
電通の「人」基点のマーケティングメソッドやアセットを活用して事業競争力を高める電通独自の育成プログラムをご提供します。
<新人向けエンゲージメント施策>
内部要因(福利厚生、心理的安全性、企業文化など)だけでなく、外部要因(顧客や社会からの評価)も含めて強化ポイントを特定した上で、組織横断的に支援します。