課題背景急速なDX等の環境変化により、営業活動も高度化・高品質化が求められています
急速なDXの進行によりデジタル化や業務効率化の環境が整っていく一方で、「システムは導入したが浸透しない」「モチベーションが保てず離職率が高まっている」といった組織風土や人財についての課題、あるいは「受け身の営業が染みついており、顧客ニーズを先読みできていない」といった顧客・市場理解についての課題が依然として多く聞かれます。
システムは導入したが浸透しない
DXの流れによりMA(マーケティングオートメーション)やSFA(セールスオートメーション)といったツールを導入してみたものの、真に営業活動に必要なモノ・顧客が求める営業接点を考慮した上での設計になっておらず、今までの営業活動をデジタルに置き換えただけのためにかえって営業活動が煩雑になるケースが多々見られます。
システムの構築は、現場の社員が使いたくなる・そして顧客へのサービス向上につながるといった視点での徹底した現場目線での設計が必要です。
営業活動にモチベーションが保てず離職率が高まっている
リモートワーク・DXが進んだ結果、社員間のコミュニケーション減少による孤立化や、所属部署の目指す方向がうまく伝わらないことによる士気の低下、離職する社員の増加などの問題も発生しています。
社内でのコミュニケーションを支援するとともに、部門及び会社の目指す姿を浸透させ、社員一人ひとりのモチベーションを高めていくことが必要です。
社員の高位平準化が進まない
顧客から得た貴重な情報が共有されない、会社からの営業活動支援のための情報が浸透しないなどの結果、社員の成果にばらつきが発生しがちです。また人材の流動化が進み、中途入社の社員の教育も大きな課題です。情報のストック・流通を円滑に行える仕組みが求められています。
先読みした営業活動が実践できていない
顧客の顕在しているニーズにこたえるだけでは真のパートナーとは言えません。
これからの時代に求められるもの、そして顧客の真の課題解決となるものを進んで提案することが競合との差別化につながり、また信頼感を獲得することになります。
そのためには「顧客目線でのマーケティング戦略」と、それを営業の現場が深く理解し実践する仕組みが必要となります。
DX時代の今、「営業」の真の課題解決には、営業活動の変革を、個別最適化に止まらず、事業成長とリンクした全体最適の変革として推進することが重要です。 貴社の営業改革の実現を、私たち電通が独自のプログラム「Sales Transformation For Growth」でご支援します。
概要データ&テクノロジー基盤の高度化に加え、「組織風土・人財の変革」と、「顧客理解による価値拡張」を三位一体で支援
「Sales Transformation For Growth」は、データ&テクノロジー基盤の高度化に加えて、組織風土・人財の変革と、顧客理解による営業部門の価値拡張を、三位一体で支援するプログラムです。
「Sales Transformation For Growth」は、電通グループ各社の持つ強みを、一気通貫でご提供します。
1. 最新の知見や活用戦略に基づいて、SFAツール導入などのDX支援はもちろんのこと、
2. "人の心を動かし、行動を変える"クリエイティビティを生かして、営業部門の社員が意欲的に取り組めるビジョンやアクションを設計していきます。
3. また、電通がマーケティング領域で培ってきた顧客・市場理解のノウハウもご提供し、営業部門における顧客理解やマーケティング活動との連動をサポートします。
これらを通じて、領域や部門をまたがって繋ぎ、実行まで含めた緻密な支援を行えるよう、プロジェクトに伴走させていただきます。
サービスメニュー領域や部署を繋ぐ6つのソリューションをご提供。課題に沿った最適な取り組みを選定・実行します
① (営業における)パーパス・文化浸透
営業部門の変革として向かうべき方向を明確にして部門内に浸透することで、営業部員が顧客・社会に働きかけるモチベーションを生み出します。
② ナレッジ共有・商品変革
営業の現場で進んでアクセスしたくなるようなナレッジシェアの仕組みの開発及びコンテンツ制作の支援を行うことで、属人化しがちなナレッジのスムーズな横連携・社の営業戦略の浸透を可能にし、社員の高度平準化を実現します。
③組織変革・人財育成
採用のためのブランディング・人財育成のためのプログラム作成・人事制度そのものの制度設計などを 通じて、組織の成長とエンゲージメント向上を実現します。
④ 顧客戦略(マーケティング連動)
マーケティング活動との連動を促進するとともに、営業戦略への落とし込みから、表現力ある営業ツールの開発まで、顧客ニーズを捉えた提案を支援します。
⑤ 顧客体験変革マネジメント(マーケティング連動)
顧客目線でカスタマージャーニーを整理したうえで、営業DXやインサイドセールスによる業務高度化を支援します。また、デジタルやSNSなど現代の潮流にも対応した顧客接点の多様化を実現します。
⑥ 顧客活動基盤・データ×テック
MA、SFAなど営業DXのためのシステム設計を現場視点で行い、営業の真の武器として活用できるようにします。また、そこで得たデータを効果的に利活用できるデータ基盤の構築・運用を可能にします。
提供体制営業の成長と、事業成長の両輪を実現
「Sales Transformation For Growth」プログラムは、営業改革支援の実績と経験を持つ電通ならびに電通グループ各社の専門チームがご提供します。
私たちは、営業部門を単に販売を担う部署としてではなく、顧客の声を事業にフィードバックする「事業変革のドライバー」ととらえています。
そしてこのプログラムにより、そこで働く社員一人ひとりが単に“売る”だけでなく「自らの活動を通じて全社・社会に貢献し、成長する意識と実感を持つ」ことの実現を支援したいと考えています。
営業活動変革・事業基盤変革は個別に最適化するのではなく、両者をリンクさせながら変革を推進することが重要です。
また、実行にあたっては幅広い領域であるからこそ、社内の様々な部署が関わります。
私たち電通グループは、領域をまたいで部署を繋ぎ、営業サイドと企業基盤サイドをリンクさせながら変革を推進し、確実な実行まで伴走することをお約束します。