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    場所の意味を共創する、これからの地域活性化へ「プレイス・ブランディング」 場所の意味を共創する、これからの地域活性化へ「プレイス・ブランディング」

    場所の意味を共創するこれからの地域活性化へ

    プレイス・ブランディング

    地域らしさを把握し、企業、市民、行政など様々なプレーヤーが連携する
    “共創型ブランディング”による地域活性化をご支援

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    課題背景地域の活性化課題にどう取り組むべきか?

    人口減少に端を発する「地域活性化」は、多くの地域や企業が直面する大きな課題です。 鉄道などの交通インフラ業にとっては商圏人口の縮小は事業の縮小に直結し、また住宅やオフィスなどの不動産業、商業施設などの流通業では、地域間の人の取り合いが激化していきます。そしてこれらは地方都市だけの課題ではなく、都心部でも同様です。
    こうした中で、実際に「地域活性化」に取り組んでいる方が悩まれる課題には4つの面があるのではないでしょうか。

    課題① 活性化のための打ち手。その地域らしいやり方とは?

    プロモーション動画やCM、周遊クーポン、投稿キャンペーン、ご当地キャラ、B級グルメ…各地で実施されるさまざまな施策。こうした打ち手の成功例は別の地域でも検討され、似たような手法がとられがちです。
    その中でほかの地域に埋もれず、自分たちの地域らしさを打ち出すにはどうすればよいのでしょうか?

    課題② そもそも、地域らしさとは?

    歴史資産や風光明媚な景色、特産品や食文化、祭りや工芸などの伝統文化…地域にはアピールできる様々な資産があります。何が地域らしさなのか?と考える際、資産を棚卸して確認することは第一歩として必要です。しかし同時に重要なのは、地域の人や外の人が地域を見たとき、どのような地域らしさや魅力を感じているのかを把握することです。
    では、人が感じている地域らしさを把握するにはどのようにすればよいのでしょうか?

    課題③ 地域らしさを伝えるには?

    地域らしさをアピールする際、たくさんある資産を漏らさず伝えたくなります。しかしながら、地域をまだよく知らない人にとっては、羅列された多くの情報に触れたときに、強い印象として残りづらいのも事実です。
    では、どのような伝え方をすれば、その地域らしさを最も効果的に伝えることができるのでしょうか?

    課題④ 関係者を巻き込むには?

    一企業が地域の活性化に取り組む場合、その企業にとって何かしらの価値を生まなければ活動は続きません。しかしながら、地域活性化は5年、10年と長い目で取り組むことが期待されるため、半期のキャンペーンや年間単位で動くことが多い企業活動とは、活動計画の単位が異なることがあります。一方で自治体においてもプロモーション予算に何年も力をかけ続けることが難しいのが現実です。そのような中で、関係者が手を組み、長期的に地域活性化に取り組むにはどのような方法があるのでしょうか?

    解決策「地域らしさ」を起点に、場所の魅力を高めていく

    地域の活性化のために必要なことは、まず人々が感じている「地域らしさ」を捉えることです。その地域の地理的属性・産品など認知的な情報だけでなく、その地域に対して人が抱く感覚・意識のレベルまで掘り起こしていくことで「地域らしさ」とは何かを探索します。
    続いて、地域の目指す姿を描き、関係者がワクワクするような「新たな意味づけ」をしていく工程が大切です。目指す姿を具現化するために、関係者同士が連携しながら共創・協働していくことで持続的に場所の魅力を高めていくことが可能になります。

    概要地域・場所らしさをとらえ、場所の意味を共創するプレイス・ブランディング

    プレイス・ブランディングとは、「場所の意味をともに作る活動」です。
    区画、通り、街、沿線、都市、地方など、地域の単位を柔軟に設定し、民間企業、行政、市民などに属する多様なアクター達が場所の属性・物理的な特徴だけではなく、「その場所に感じる想いや感覚(センス・オブ・プレイス)」まで含めて「場所らしさ」としてとらえ共有・継承し、場所の意味づけを行っていく活動のプロセスです。

    「場所らしさをとらえ、場所の意味をつくる」というアプローチは、他の地域活性化支援とは一線を画します。場所の意味を中心に据えることで、プロモーションやPRはもとより、地域の事業開発やDXまで、一気通貫した展開を行うことが可能になります。電通はそのプロセス全般を支援いたします。

    作業プロセス4つのステップで「場所」をブランディング

    電通では、これまでの実践研究に基づくノウハウを体系化した「プレイス・ブランディング・プロセス」を整備しています。それぞれのプロセスにはマーケティング、ブランディング、ファシリテーションの手法を組み合わせており、課題にあわせてカスタマイズしたご支援が可能です。

    ステージ① 地域の単位を柔軟にとらえる

    県や市町村といった行政単位だけでなく、区画・通り・街・沿線など、場所を柔軟にとらえ地域活性化に有意義な単位を見出していきます。

    ステージ② 起点となる「センス・オブ・プレイス(その場所に感じる想いや感覚)」を探索する

    対象とする地域の単位に対して、その場所が人々にどのように記憶され・感じられているのかを理解していきます。定量調査、定性調査、SNS分析などマーケティングノウハウに基づく複数の手法を組み合わせながら、「センス・オブ・プレイス」を探索して整理していきます。

    ステージ③ 目指すべき「場所の意味」をつくる

    センス・オブ・プレイスを読み解いたうえで、「場所の意味」をつくり、どのように方向付けしていくのかを明らかにします。人それぞれが抱くセンス・オブ・プレイスを、人々が共有できるような世界や目指すべき方向として描き出し、さらにそれをタグラインやステートメントなどのコピーライティング、ロゴやキービジュアルなどに落とし込んで、統合的にデザインしていきます。

    ステージ④ 場所の意味を具現化する~複数の主体が共有し、共創するためのプラットフォームへ

    継続的で広がりをもった活動とするために、行政、民間企業、市民といった複数の主体との合意を形成し、皆が同じ方向性をもった活動を推進するためのプラットフォームをつくります。そして、この基盤のもとで、利害の異なる主体同士が場所の意味づけの共有や対話を重ねて、情報発信や様々なコンテンツづくりを推進していきます。

    実績全国60件以上の豊富な実績

    プレイス・ブランディングを実施するのは、電通abic project(area branding incubation)チーム。これまでに全国各地で60件を超える支援実績があります
    近年は、地方自治体のみならず、デベロッパーや交通インフラなど地域に関係の深い企業から、メーカーやIT企業など、多様な業種の民間企業からの問い合わせが増えています。地域活性化の課題が、これから数年後の事業に与える影響に気付き、行動を始めている企業が増えています。

    さらに詳しい内容に関してはお問い合わせください。
    より詳しい考え方、実践プロセスや事例については書籍に紹介しています。
    → 参考書籍:場所のブランド論 プレイス・ブランディングのプロセスと実践手法

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    提供体制中長期のプロジェクト全体を描き、一気通貫したプロデュース・ディレクションを行います

    プレイス・ブランディングの実績をもつ戦略ディレクター、クリエイティブディレクターを中心に、リサーチャーなど調査チーム、コピーライター、アートディレクターなどのクリエイティブチーム、デジタルやPRなどのコミュニケーションプランナーといったチームを、課題に合わせて組成します。

    導入メリット場所に豊かなストーリーが生まれ、人の動きを生み、経済的/精神的価値が創出を目指します

    ビジョンを中心とした、多様な関係者による価値共創

    プレイス・ブランディングのコアとなる、魅力的な「場所の意味づけ」によって、地域内外の関係者を結びつけます。限られた人的・資本的リソースでも、多様な関係者と共に活動を生んでいくことで、場所のストーリーを豊かにしていくことが可能です。

    活動を続けることでさらに関係者が増えていく

    場所の意味づけに基づいてブランドを発信し始めると、「この人が加わるともっと広がる」「自分も関わってみたい」…と、関係者の輪が広がっていきます。ブランドに紐づくイベントやアクティビティに参加した人の中からファンになる人が出てきます。関係者・参加者が増えていくことが、さらにプレイス・ブランディング活動を加速していきます

    継続可能な地域活性化へ

    関わる人が増えることは、地域全体の「関係人口(定住者でも観光客でもない、地域と多様に関わる人々)」が増えることにつながります。地域での起業や投資も生まれれば、さらに経済的な活性化につながります。 また場所への愛着や生きがいといった、関わる人の内面の豊かさにもつながる精神的な価値を生むこともプレイス・ブランディングの重要なゴールです。経済的な価値と精神的な価値とを両立することで、自立・自走し継続可能な地域活性化につながっていきます。

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