課題背景企業価値向上を阻む、3つの構造課題

縦割りの情報発信で「企業の顔」が見えてこない
パーパスや経営ビジョン、人的資本開示、採用、IRなど、コーポレート関連の情報発信は年々増えています。一方で、それぞれが担当部門ごとに個別最適で発信されることで、財務情報とブランドストーリーが分断され、企業として伝えたい価値やメッセージが見えにくくなっています。その結果、制度対応としての開示にとどまり、企業の魅力や成長性が十分に伝わらない情報発信になっていないでしょうか。
「領域×個別担当者」発想から脱却できていない
採用、IR、サステナビリティ、社内施策など、それぞれの担当部門が対象ごとに情報発信を行うことで、企業全体として伝えたい価値や経営メッセージが分散しています。これからは、中期経営計画やパーパス、採用方針など、「個別領域ごとに何を伝えるか」を考えるのではなく、まず「企業として何を伝えるか」を軸に設計し、それぞれのステークホルダーへ一貫したメッセージを届ける発想への転換が必要なのではないでしょうか。
中期経営計画が、ステークホルダーとの対話につながっていない
中期経営計画は投資家への数値説明にとどまりがちで、従業員、採用候補者、顧客、地域社会など、多様なステークホルダーへ企業の未来像を伝える役割を十分に果たせていないのではないでしょうか。企業の目指す方向性や変革ストーリーを共通のメッセージとして設計し、マルチステークホルダーとの対話基盤として活用する視点が、これからは求められます。
概要企業価値向上を実現する統合プログラム ステークホルダー・エンゲージメント・デザイン
豊富な調査プログラムとデータ分析力をもとにマルチステークホルダーのインサイトを解明。それをもとに、理念・ビジョンや中期経営計画に基づく一貫したコーポレートストーリーとブランド体験を設計し、社会からの信頼や共感、成長性への期待を高める統合プログラムです。
マーケティングの発想で、コーポレートを強くする
理念・ビジョンや中期経営計画に基づき、電通がマーケティングで培ってきた「人起点」の発想を広報、IR、採用、人事、サステナビリティなどのコーポレート領域へ展開します。企業が一方的に伝えたいことを発信するのではなく、 ステークホルダーの期待を踏まえて価値を整理・言語化し、一貫したブランド体験として実装することで、社会からの信頼や共感、エンゲージメントの向上につなげます。
4つのステップで企業価値向上を一貫して支援
ステークホルダー・エンゲージメント・デザインは、ステークホルダーの理解から、 企業価値の設計、ブランド体験への実装、成果の可視化・改善までを4つのステップで支援します。調査・戦略・コミュニケーション・PDCAを分断せず、一貫したプロセスでステークホルダー・エンゲージメントを最大化し、中長期的な企業価値向上につなげます。
提供ステップ企業価値向上を実現する提供ステップ

STEP1:ステークホルダーの理解
生活者や投資家、従業員、採用候補者、地域社会など多様なステークホルダーを調査・分析し、コーポレートストーリー設計の起点となるインサイトを明らかにします。
● 膨大で煩雑になりがちな各ステークホルダーへの調査は電通オリジナルの調査プログラムを活用することで、現状の評価を正確かつ迅速に把握できます。
● 自社へのエンゲージメント向上に向けて、どのようなレピュテーションを高めていけばよいかを明らかにし、企業価値向上につながる示唆へと構造化します。

STEP2:企業価値の設計
企業理念や経営戦略、中期経営計画を整理・ブラッシュアップし、ステークホルダーに一貫して伝わる統合コーポレートストーリーを設計します。
● コーポレートコミュニケーションに関連する各領域の基盤となる「コーポレートストーリー」を再構築し、経営・事業戦略とブランド戦略を融合。
STEP3:ブランド体験として実装
設計した統合コーポレートストーリーを広報、IR、採用、人事などあらゆる接点へ展開し、一貫したブランド体験を実現します。
● 個別最適に陥っている、各ステークホルダーへの活動/コミュニケーションの一貫性を強化し「中計・採用方針・社内施策のすべてを、すべてのステークホルダーに最適な形で」届ける360°の体験設計へと転換します。
● エンゲージメントの形成プロセスにもとづき、より効果的な体験を創出し、部門横断で一貫したブランド体験を実装します。
STEP4:成果を可視化し、成長を加速
KPIを設計・構造化し、PDCAを回しながら企業価値を継続的に向上、成長を加速させます。
● 経営・事業戦略視点でコーポレートブランディングの役割を明確にし、適切な評価指標を設定・管理します。電通独自の調査プログラムを活用し、成果を統合的に可視化します。
● 関連部門間を横断した共通KPIを設定し、有機的な連携を推進。経営企画・広報・IR・人事・サステナビリティを貫くPDCAで、中長期の企業価値向上を加速させます。
導入メリットステークホルダー起点で、企業の顔が見える3つの変化

人起点の価値規定で、コミュニケーションが刷新される
自社視点に偏った情報発信から、ステークホルダーの期待に応える「人起点の価値規定」へと転換します。ステークホルダーの未来に向けて自社が何を提供できるのかが明確になり、これまでの発信活動が本質的に効果的なコミュニケーションへとアップデートされます。
一貫した体験創造で、企業の顔が見えやすくなる
各部門による個別最適の情報発信が、企業ストーリーの伝わる一貫性ある体験創造へと生まれ変わります。生活者、採用候補者、投資家、従業員、地域社会などすべてのステークホルダーに対して、統合された「企業の顔」が見えやすくなり、共感と信頼が積み上がっていきます。
全体最適のKPI設計で、企業価値向上を継続的に管理できる
部門横断の共通KPIをはじめとした評価指標の構造化により、広報・IR・人事・サステナビリティなど部門横断で成果を可視化できます。経営・事業戦略視点で投資対効果を管理し、継続的に改善するPDCAサイクルを回すことで、中長期的な企業価値向上へと確実につなげていきます。
お客様の声お客様とともに実現した、企業価値向上への取り組み

広報とIRが一体となり、企業価値を伝える新たな基盤ができた
[総合食品メーカーA社]
グループ価値を高める企業広告のあり方を検討する中で、マルチステークホルダーへの対応、特に株主・投資家の皆様へのコミュニケーションに課題を感じていました。その課題に対し、複数のステークホルダーへの調査実施・分析から、グループとしてどういうストーリーを発信していくべきか、どのような接点でアプローチすべきかという戦略設計から実行までを支援してもらっています。企業広告とIRを一体で捉え、ホールディングスとして実施すべき広告のあり方や体制を統合的に考えながらPDCAを回すことができています。
自社の魅力を再発見できた
[BtoB総合機械メーカーB社]
採用ブランディングを抜本的に改革すべく、分析や戦略立案から伴走を受けています。社員インタビュー等を通じて深掘りすることで、自社では気づかない魅力や、若手社員が感じている価値を発見できました。施策については、ターゲット大学へのメディアプランニングと就活生の動線を押さえた 採用広告施策に挑戦し、多くのサイトアクセス数の獲得も達成することができました。今後も戦略的な情報発信や社員エンゲージメント向上まで含め、中長期的なパートナーとして伴走いただけることを期待しています。