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    「ポストSDGs」時代のビジネスのヒントが見つかる!「未来ファインダー100」とは

    最終更新日:2024年11月21日

    「ポストSDGs」時代のヒントが見つかる!未来ファインダー100とは

    未来が見えない、なんとなく不安、ニュースを見ても課題ばかり……。2030年以降の「ポストSDGs」時代に向けた新規事業開発や市場探索が求められる一方で、じゃあどうやって事業を作っていけばいいのか、具体的な方向性が見いだせず迷っている企業が多いのではないでしょうか。

    電通 未来事業創研では、そうした企業が未来を前向きに考え、楽しみながら創造するご支援として「Future Craft Process」というプログラムを提供しています。その中で、未来の発想を促す“刺激剤”として活用するのが、電通独自のインプットツール「未来ファインダー100」です。

    今回は、2024年9月に最新データを踏まえてリニューアルされた「未来ファインダー100」について、その詳細や活用方法をご紹介します。リニューアルに合わせて開催された体験型ワークショップのレポートもお伝えするので、活用方法がよりイメージしやすくなると思います。ぜひご一読ください。

    PROFILE

     

    INDEX

    「未来ファインダー100」とは

    未来のために今知りたい情報を100テーマに整理

    「未来ファインダー100」は、社会と個人が望む未来の暮らしを構想し、ビジネスチャンスを発掘するために知っておきたい情報がまとめられたインプットツールです。未来のファクトや兆しを“覗き”、創りたい未来を“見つける”という意味から、「未来ファインダー」と名付けられました。

    情報はテーマごとに分けられ、気候変動や人口問題といった世界的なマクロトレンドから、エンタメ、モビリティ、フードテックといった産業カテゴリーまで、なんと100もの領域を網羅。特に「テクノロジー」「日本」「衣食住」にカテゴライズされるテーマについては、重点的に幅広く取り上げています。

    シートは表裏2Pで構成され、表面には未来を考えるための根拠となる“ファクト”と、それに基づく“2040年への示唆”を掲載。官公庁やシンクタンクが発表している信頼できるデータを、国内電通グループ6社で専門的な知見を持つ未来事業創研メンバーがわかりやすく編集しています。 そして裏面では、未来に向けて現在起きている“兆し事例”の紹介と、構想のヒントを「ヒト」・「社会」・「事業」の視点から考えた“未来チャンス”がまとめられています。

    焦点を置くのは2040年「ポストSDGs」の社会

    「未来ファインダー100」は、2040年の世の中をスコープに設定しています。その理由は、日本社会において2040年が一つの大きなターニングポイントになると考えられているからです。

    「2040年問題」という言葉を聞いたことのある人も多いかと思いますが、第二次ベビーブーム世代が65歳で一斉退職するのがまさにこの2040年。労働人口のボリュームゾーンがごっそり抜け、社会保障システムが混乱するのではと危惧されています。

    また、2040年はSDGsのゴールイヤーとして設定されている2030年から10年が経過した「ポストSDGs」の時代。経済的な豊かさよりも精神的な豊かさ=Well-beingが成長の指標になり、世の中の“あたりまえ”が大きく変化していることが予想されます。

    そんな2040年に向けて遅くとも2030年代には具体的なアクションが必要であり、それをできるだけ早期に考えるためにこうしたスコープ設定となっています。

    「未来ファインダー100」の活用法

    2040年をターゲットにしている「未来ファインダー100」は、これから10 年後の未来を見据えた各プロジェクトや、 2030年代をゴールにした取り組み、計画策定、事業検討などに幅広くご活用いただけます

    <未来ファインダーの活用用途・対応可能なニーズ>
    10年後の未来社会や未来の暮らしを考えたい
    現業と切り離して10 年後からバックキャストで事業を企画したい
    2030年代にどのような未来の創出が可能かを議論したい
    2030年以降に向けた長期戦略を策定したい
    2040年問題を踏まえ、今から何ができるか考えたい

    実際にご活用いただいた事例としては、嗜好性が高まる「酒」領域の長期戦略策定(飲料メーカー)や、既存のバリューチェーンにとらわれないBtoB新規事業開発(精密機器メーカー)などさまざま。Do! Solutionsで以前ご紹介したファンケル総合研究所様のビジョン策定事例でも、実はプログラム初期のインプット段階で「未来ファインダー100」をご活用いただきました。詳しくはぜひ記事をご覧ください。

    ⇒「未来ファインダー100」はeBookやオンデマンド動画でもご紹介しております。
    eBookはこちら
    オンデマンド動画はこちら

    体験イベントで実感された「未来ファインダー100」の活用効果

    「未来ファインダー100」を使い、2040年「ポストSDGs」の新規市場を考えよう!
    そんな「未来ファインダー100」の活用効果を実際に体験していただくためのイベントが、2024年10月7日・18日の2日間に分かれて電通本社で開催されました。

    前半では、参加者の皆さんが「未来ファインダー100」を刺激剤として未来の新たな市場を発想するワークショップを実施。後半では、松下電器産業(現パナソニック)や損害保険ジャパンで数々の新規事業を手掛けてきた中村愼一氏(損害保険ジャパン株式会社 元常務執行役員)と、ウェルビーイング研究で知られる予防医学研究者・博士(医学)の石川善樹氏(公益財団法人Well-being for Planet Earth 代表理事)をお迎えしたトークセッションが行われ、34社35名の方々にご参加いただきました。
    未来事業創研吉田と石川善樹氏の対談ブログ『ウェルビーイングな社会のために、企業が今できることとは?』はこちら

    具体的にどう使う? ワークショップの中身をご紹介

    ワークショップのテーマは「2040年(ポストSDGs)の市場ニーズを考える」。まずは各自で「未来ファインダー100」を読み込み、情報をインプットした後、気になるトピックやキーワードを各自で付箋に書き出しました。そしてそれをヒントに、グループごとに新規市場を発想していきました。

    ここでの「未来ファインダー100」の活用ポイントは大きく2つ。まず、自社の業界や自分の興味に関わらず、割り振られたテーマについて考えてみること。普段は触れない情報に積極的に触れることで、新しい視点やキーワードの発見につながります。そして2つ目は、複数のテーマを掛け合わせて発想を広げること。例えば、産業カテゴリーの「健康」とマクロトレンドカテゴリーの「AI」を掛け合わせ、そこからどんな新しい市場が生まれ得るだろう……といったように。100という豊富なテーマ数を活かし、それぞれを無限に掛け合わせることで、発想の幅が広がったり思いがけない発想が生まれたりする効果が期待できます。

    個人ワークが終わったら、それをグループ内で共有し、具体的な市場へとアイデアを昇華させます。ワークショップでは未来事業創研のメンバーがファシリテーターとして各グループにジョインし、リフレーミングによる問いかけで議論を加速させながら、発想を具体化させていきました。

    参加者の感想は……

    約1時間半の短いワークショップでしたが、最終発表では「VRで錯覚を生み出し、誤飲誤食を防止しながら満腹感を得てもらう高齢者向け味覚スイッチングサービス」や「自動運転タクシーに乗って、夢の中で“推し”と交流できるコンテンツサービス」など、未来予想をヒントにした自由なアイデアが溢れました。そしてワークショップ終了後、参加者からは次のようなコメントをいただきました。

    「『未来ファインダー100』でいろんなマクロトレンドを網羅的に知ることができ、とても分かりやすかったです。そこからピックアップしたキーワードから発想を広げる、というやり方も新鮮でしたね。普段頭の中だけでアイデアを考えているとどうしても詰まってしまうのですが、キーワードを可視化し、それらを掛け合わせることで自然とアイデアが広がりました」(BtoB向け機器メーカー勤務)

    「『未来ファインダー100』は、抽象的なことから具体的な事例まで段階的に情報が書かれているので内容がスッとイメージできました。未来からバックキャストで新規事業を考えようとしても、具体的にどうやればいいのかわからなかったのですが、今回のワークショップではそれをステップで体験することができてとても収穫になりました」(化粧品メーカー勤務)

    ライフスタイル変化の兆しを捉える

    後半のトークセッションでは、ゲストの中村愼一氏と石川善樹氏から、新たなビジネスチャンスをつかむヒントになる貴重なお話をたっぷりお聞かせいただきました。その内容は残念ながら公開できませんが、大切なポイントを一つだけご紹介します。

    それは、「ライフスタイルが大きく変化するときこそ、新たなビジネスチャンスが生まれる」こということ。

    石川氏曰く、戦後の日本の経済成長の要因はライフスタイルの欧米化にあったと言います。生活様式が変われば、そこに人々の新しいニーズが生まれ、これまでにない市場が誕生するからです。今、社会の価値観は物質的・量的な豊かさからウェルビーイングへと変化しつつあり、技術の進化も後押しとなって暮らしの“あたりまえ”が猛スピードで変化しています。これらの兆しをいち早く捉えるためにも、「未来ファインダー100」のような情報ツールがきっと役立つでしょう。

    そしてビジネスチャンスを具現化させていくには、心を動かすストーリーづくりによって未来のビジョンをエンドユーザーと共有し、自社の強みだけでなく他社とのアライアンスも活用していくことも大切だと、中村氏がご自身の経験も踏まえてアドバイスをしてくださいました。

    「未来ファインダー100」を活用したおすすめソリューションのご紹介

    情報インプットをアウトプットへつなげる「Future Craft Process」

    「未来ファインダー100」は単独でご利用いただくこともできるツールですが、冒頭でご紹介した「Future Craft Process」のように、プログラムの一環として使うとより効果的に活用いただくことができます。

    Do! Solutionsでもこれまで度々ご紹介してきた「Future Craft Process」は、未来に関する客観的な予測に、どんな未来になって欲しいかという個人の「欲求」を掛け合わせ、バックキャストで新規事業や新商品を生み出すプログラムです。「未来ファインダー100」はプログラムの初期段階でファクト情報のインプットに活用されますが、そこでインプットした刺激をより効果的に発想につなげるためのファシリテートやご支援ができることが「Future Craft Process」の大きなポイント。つまり、情報のインプットからアイデアのアウトプットまで、一連の流れとしてシームレスに実践いただけるのです。

    わくわくする未来を考えるために、まずはあなたもそのヒントや兆しを“覗いて”みませんか? 「未来ファインダー100」や「Future Craft Process」にご興味を持たれたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

    Future Craft Process 概要紹介資料はこちら
    「未来ファインダー100」をはじめとした発信支援ツールご紹介動画はこちら

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    未来を可視化し、未来の事業をつくる「Future Craft Process by 未来事業創研」

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    未来を可視化し、未来の事業をつくるプログラム Future Craft Process by 未来事業創研
    電通的「未来の描き方」〜発想を支援する独自ツールとは〜
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