SDGsの取り組みが叫ばれる昨今、企業はサステナブル/ ESG経営へのシフトが求められています。そのような中、企業価値を高めるためには、社会にどのような価値を提供し、貢献していくのかといった“志”や“社会的存在意義” (=パーパス)といった理念を明確に示していくことが重要です。
スローガンを作りその社内浸透を図るだけでは、パーパスを策定した意味はありません。パーパス導入において大事なことは、社員をインスパイアし、一人一人の中に目的意識を醸成することです。また、パーパスを早期に具現化し見える形にできれば、社内外をさらに巻き込んでいくことが可能となります。
「何のために働くのか?」を自問自答する若者世代が増えています。「社会に役立っている」と感じられることが仕事選びの基準になってきた今、自社がどのような未来社会を描き、それに向かって貢献していこうとしているのか(=パーパス)を語っていくことが重要です。
パーパス・ブランディングは単なるソーシャル・グッド施策ではありません。自社と社会、生活者との接点を丁寧に探り、独自性の高いテーマ選定やアプローチを工夫することが必要です。それにより、社会価値創造とブランド価値向上の両方をバランスよく実現することが可能となります。
“強さ”につながらないパーパスは形骸化する。だからこそ、パーパスは戦略的に設計することが重要です。 「志×戦略」---これが私たちが考える“パーパス・デザイン”です。
そのために、「電通パーパス・デザイン」では他社にはない4つの特長を備えています。
企業/ブランドの資産や課題によって、ふさわしいパーパスのあり方は異なります。電通パーパス・デザインでは、企業/ブランドが抱える課題に基づきデザインの領域と狙いを明確化し、それににあわせてプロジェクトを設計します。
パーパスはスローガンを掲げて終わりではなく、それを経営/事業/ブランドの全活動に組み込み、志の具現化を通じて、競争力強化や社会の評価・顧客の共感につなげることが重要です。電通パーパス・デザインでは3つのフェーズでデザインを行っていきます。もちろん、企業の課題に応じて必要なフェーズのみを切り出してデザインすることも可能です。
「社会の視点」を取り入れることはパーパス・デザインの必須要件です。自社内だけで社会価値を思い描いても独りよがりな内容になりがちだからです。社会の潮流だけでなく、社会課題の専門家やステークホルダーの意見に耳を傾けることも有効です。そこに「生活者の視点」もかけあわせ、奥行きのある志を創り出すサポートを行います。
過去の事例分析を通じ、パーパスを企業/ブランドの強さにつなげるための戦略視点を抽出しました。HIGHER(社会視座・共有価値)、FUTURE(未来への変革意思)、INSPIRE(同志感:共鳴/共創)、そしてREAL(言行一致・実効性)です。これらの視点はパーパスの策定時はもちろんのこと、デザインのどのフェーズにも反映していきます。
企業レベルのパーパスと、商品・サービスブランドレベルのパーパス、いずれにおいてもご支援いたします。また、最初にどのフェーズのデザインが必要かといったところから、検討、ご提案をさせていただきます。
● パーパス開発・再定義
各種の必要な情報をインプットし、新たな志を生み出すサポートを行います。商品ブランドの場合は、生活者インサイトを掘り下げ、社会価値と顧客価値の両面からパーパスを導き出します。リブランディングや新ブランド開発にも有効です。
● 既存の企業理念/ブランド価値規定の深化・活性化
既存の理念を時代にあわせて解釈し、新たな志として活性化します。商品ブランドの場合は、既存のブランド価値を社会価値にまで拡張し、ブランドの世界観を広げ、共感獲得につなげます。
● 社内浸透・企業文化構築
インナーコミュニケーションはもちろんのこと、ワークショップなどの多様なアプローチを取り入れます。
● パーパス起点の事業/商品/サービス開発・顧客体験設計
パーパスを起点に新たなビジネス機会や顧客インサイトを発見し、事業のイノベーションにつなげます。
● シンボルプロジェクト/アクティベーション開発
志を具現化し社内外にわかりやすく伝えるシンボリックなプロジェクトや、ブランドへの共感につなげるアクティベーションの開発をサポートします。
● パーパス起点のブランドストーリー開発/企業ブランドコミュニケーション/人材採用施策/ ESGコミュニケーション/ステークホルダーエンゲージメント 他
パーパスをブランド力につなげるためには、ストーリー開発が非常に重要です。それをもとに、各ステークホルダー毎の文脈に合わせてコミュニケーションを設計します。
● パーパス・ブランディング企画・実施(共創型プログラム/パーパス起点の戦略PR 他)
その時々のマーケティング課題や顧客の意識などを考慮しながら、パーパスをブランディングのコンセプトに落としこみ、キャンペーン戦略を構築していきます。生活者との共創型のプログラムや戦略PRなども企画いたします。
電通グループが持つ幅広い専門性をもとに、パーパス・デザインを「一気通貫で」ご支援します。パーパスが確実に企業/ブランドの“強さ”につながるところまでコミットさせていただきます。
「社会の視点」を取り入れるためにはデータを見るだけでなく、生の声に耳を傾けることも重要です。社会課題の専門家やステークホルダーの情報や意見を直に聞き、新たにインサイトを得る場をご用意します。
心を動かさない限り、パーパスはワークしません。コピーワーク、映像制作、デジタル体験設計などを通じ、共感・共鳴につなげます。
パーパスのコミュニケーションの相手は多岐にわたります。ESG投資家からZ世代の若者層まで、それぞれの層を確実に巻き込んでいくコミュニケーションを設計します。
企業と社会がWIN-WINとなるアイデアを発想したり、外部パートナーとの「共創」をサポートします。
電通グループが持つあらゆる専門性を駆使し、クライアントの皆様のパーパス・デザインを一気通貫でご支援します。パーパスが確実に企業/ブランドの“強さ”につながるところまでコミットしていきます。
パーパスについて情報収集を始めたい方から、既に取り組んでいる方まで、多くの方に実践的なヒントをご提供します。詳しくは下記のeBookをダウンロードしてご覧ください。
→ eBook:①パーパスを策定する
→ eBook:②パーパスを社内に浸透させる
→ eBook:③パーパスを機能させる~顧客体験(CX)の創造~
→ eBook:④パーパスの効果を測定・改善する