課題背景組織や部として全体的にインサイト発見力を底上げしたい
広告・マーケティングや商品開発に限らず、あらゆる業務領域で優れたインサイトがより重要に
製品のコモディティ化の速さに負けないように、常に商品やサービスの差別化を図りたい。競合他社にはない斬新な切り口で、世の中をアッと言わせるような広告キャンペーンを企画したり、行動喚起のしくみを作りたい。
御社のあらゆる業務領域において、競争優位なアイデアを生み出すための優れた「インサイト」を見つけることは、重要性を増してきているのではないでしょうか。
ブレストやAI頼みでは、爆発的なヒットは生まれない
しかし、独自性があるアイデアや爆発的なヒットを生む発想力は、マーケターや社員一人ひとりのセンス・感性・直感などから生まれるように見える「インサイト」に委ねる部分が大きく、属人的なものと思われがちです。
もしくは、AIやデータにすがってみても、どこか既視感のある発想になってしまい、独自性のあるインサイトやアイデアがなかなか出てこないという経験をされている方は多いのではないでしょうか。
AIには思いつかない、人間ならではの「センス」が求められる時代に
一方で、近年のAIやデータテクノロジーの進化により、いわゆる「平均的な正解」をデータやAIが出してくれる世の中になってきたからこそ、逆に平均点を取るよりも尖った個性を発揮することが、競争優位を創り出す上でより重要視される時代だと言えるでしょう。
人間だからこそ思いつく「面白いこと」や「風変わりなこと」、「自分」という人間ならではの「ひねり」や「センス」を、商品開発や広告に留まらないあらゆる業務に活かせるチャンスが今、広がってきています。そんな今、「AIに負けないインサイトを“育てる”研修プログラム』をご紹介します。
概要書籍『センスのよい考えには「型」がある』の著者による「インサイト研修」

「AIに負けないインサイトを“育てる”研修プログラム」は、電通マーケターの社内勉強会から生まれた独自の研修プログラムです。社内の「インサイトの達人たち」が頭の中で無意識に行っていた思考法を「型」として明らかにし、それを講義と演習で誰でも身に付けることができるようにしました。
「インサイト」とは、「言語化して自覚できていない欲望」
「インサイト」とは、マーケティングや広告業界で毎日のように使われているものの、扱う人によって様々に解釈されがちなコトバです。「ニーズ」と混同されていたり、ターゲットがなんとなく考えていることを意味していたりと、実際のビジネスの場面でもかなりあいまいに用いられています。
このプログラムでは、「インサイト」を「人を動かす隠れたホンネ」もしくは「言語化して自覚できていない欲望」と定義しています。
「インサイト」は「ニーズ」のようには言語化されておらず、自覚されていません。ですので、ひとたびうまく精緻に言語化できると、今まで隠れていたこと、誰もが見えていなかったことが突然見えるようになり、ビジネスの現場で爆発的な威力を発揮します。
プログラムではまず、プレストやAIに頼る前に学ぶべきアプローチを習得します。「インサイト」とはそもそも何か?どのようにすれば「センスのよい考え方ができるのか?」「優れたアイデアや解決策を出せる人達が無意識にしている思考とは何か?」を学びます。
「インサイト」を属人的ではなく、誰もができる「型」に
「インサイト」を探し出す思考法は、これまで属人的になっていることが多く、先輩の“背中を見て”学ぶことが主な方法でした。しかしリモートワークやリモート会議が増えた現在、個々の人材を組織的に育成する新たな学びの場が必要になっています。
このブログラムは、誰もができる方法論=「型」を学んだ上で、さらに個々人のインサイトを“育てていく”実践研修を行います。研修を通じて、皆がAIを活用する時代に、それぞれが組織や部署で「インサイト」を探索する力を高め続ける方法やノウハウを学ぶ場を提供します。
「出世魚モデル」「逆説モデル」という思考フォーマットを活用
研修では、インサイトの探索方法をモデル化した、2つの思考フォーマットを活用します。
これらの思考フォーマットは、電通社内外のマーケターやクリエイターの中でも「インサイトの達人」と呼ばれる数十人にインタビューをした内容をもとに作られています。彼ら・彼女らの無意識下の思考法を、「出世魚モデル」「逆説モデル」という2つのモデルにわかりやすくまとめています。
これらを用いることで、「日常の中の違和感に目を向ける」「その違和感を抱いたのは、どんな常識/定説なのかをしっかりと把握する」「生活者やターゲット自身も気づいていない隠れたホンネを言語化する」といった、ブレストやプロンプトづくりの背後にある本質的な思考に着目し、インサイト探索時における思考プロセスの「型」が学べます。
『センスのよい考えには「型」がある』の著者による、講義+演習からなる徹底的なフィードバック型研修プログラム
研修にあたっては、書籍『センスのよい考えには「型」がある』の著者である佐藤真木(電通シニア・マーケティング・ディレクター)自身がファシリテーターをつとめ、インサイトを“育てていく”ための思考法、方法論やコツ、ポイント、TIPS、ノウハウ、間違いやすい点などを、数多くの具体例を交えながら、講義で詳しく説明します。
さらに、個人演習やグループ演習を行い、実際に複数の課題をひとつの「型」で何度も何度も繰り返し考え、講師の佐藤によるフィードバックを重ねながら、優れたインサイトを“育てていく”ための思考法を、参加者の思考習慣として定着するところまで丁寧に支援します。
研修は2日間が基本ですが、1日間や半日など、ご予算&お時間に応じた最適パッケージ化のカスタマイズも可能です。通りいっぺんのブレストやプロンプトエンジニアリングにはない、AIに負けないインサイト探索力を組織にもたらし、個々の人間らしい独自の答えの創造を支援します。
書籍『センスのよい考えには「型」がある』のご紹介ページ(Amazon)
お客様の声様々な業種・領域で評価をいただいています
商品開発の現場で大いに役立つと実感(化粧品メーカー)
普段の商品開発では、いきなりアイデアを考えてしまいがちでしたが、「インサイトをアイデアの手前でいったん止めて言語化する」ことでその後のアイデアがさらに膨らむということを学べました。
研修を通じて、いつもは使わない脳の領域が活性化された感覚があります。他の参加者の発表からも、何気ないひらめきや違和感、人間臭いホンネが新たなアイデアにつながる様子が見て取れ、刺激を受けました。商品開発に携わる人には役に立つ内容だと思いました。
日々の業務に直結する実践的な学び(自動車関連会社)
これまでは「これだ!」と思う発見を導き出すことができず苦労することが多かったのですが、今回学んだ“出世魚モデル”は、インサイトを見出すための「自分なりの型」として活用できそうです。日々の業務にもすぐに応用できる内容で、有意義な研修でした。
これまでの自分では思いつかなかったアイデアにたどり着けた(健康食品会社)
今まで普段の仕事では特に疑問を持たず、なんとなく仕事を進めていたのだと思い知らされました。“逆説モデル”で考えることで従来の常識にとらわれない新しい思考をすることができ、これまでの自分では考えつかなかったアイデアを導き出せ、とても刺激的で楽しい体験となりました。
導入メリットインサイトを“育てる”力や、優れたアイデアの発想力が、組織的に底上げされます
以下のように、様々な業務領域・部署の方々におすすめです。
● 新商品、新規事業の開発に携わる
● 広告等のオリエンシートを作成することがある
● HPの作成や企画書など、人を惹きつけなければいけない文章を書くことがある
● 会社紹介やリクルート目的などで、動画や簡単なシナリオを作ることがある
● 人財育成を行う部署である
インサイトを“育てる”力が高まることは、参加した皆さまの業務に直接的に役立つだけでなく、御社内組織の仕事をおこなう環境やモチベーションを改善するなどのメリットも見込むことができます。ぜひご活用ください。