インターネットとデジタル技術の進化・普及は、私たちの生活を大きく変えました。多種多様な情報に触れることが可能になった一方で、自らが情報を発信するなどコミュニケーションスタイルも多様化しています。このような変化をより促進し、新しい情報行動スタイルを定着させるのは、人々のニーズを満たすイノベーティブな情報メディアサービスです。激しく変化するメディア環境にあって、マーケティング・コミュニケーション活動や事業戦略を展開するには、人々のメディア利用行動の現在の姿を正しく理解し、さらに、その将来像に関する展望を持つことが、これまで以上に重要となっています。
電通メディアイノベーションラボでは、生活者を起点とする独自の視点と手法にもとづき、メディア利用行動の変化の兆しを客観的に捉え、メディア社会の全体像を見通す調査研究を重ねてきました。その成果や知見は、広く一般に向けて発信するとともに、メディア産業に関わる企業などへのコンサルティング活動や政策提言に活用し、社会貢献の一助としています。
メディア利用の表層的な変化にとどまらず、その背景や世代ごとの特徴を理解して、将来のあり様に関する示唆を得るため、本ソリューションが用いる調査・分析手法は多岐に渡ります。例えば、メディアに接することで人々が感じるメリットの分析では、各メディア特性を明らかにできます。メディア利用行動データのソーシャル・シークエンス分析では、分散化が進む日本人のメディアライフスタイルを30類型に可視化しました。人々のテレビやネット動画との関わり方など、具体的なメディア利用シーンを対象とする調査研究の成果は、事業戦略領域でも大いに活用できる内容です。
激しく変化するメディアビジネス環境を俯瞰的に理解し、よりクリアに将来を見通したいというニーズに対して、時代の先を見据えた数多くの調査研究で得た、成果と知見をもってお応えします。