Sustainable d Actions Webinar ~Vol.7~
2030年のSDGs目標の達成、2050年の持続可能な社会の実現に向け、企業におけるサステナブル経営の実装が急務になっています。特に、これからの企業活動においては、商品をつくる段階から回収・リサイクルを前提として廃棄ゼロを目指す経済の新しい仕組み「サーキュラー・エコノミー」に則った活動が必須となります。
一方、既にこのような活動に取り組む企業からは「廃棄ゼロを目指すとコストは増えるが収益にはつながらない」「自社のみでは回収まで行うことができず完全循環は難しい」といった声をお聞きします。
電通ジャパンネットワークでは、これらの企業課題に応えるために、企業が自社のみでは難しかった回収やリサイクル企業などとの連携を推進する「つなぐ力」、世界最新のサステナブル素材の調達から製品開発まで行う「つくる力」、その活動を社内外へと効果的に広げていく「伝える力」によるサポートで、収益の拡大につながる、サーキュラー・エコノミーの構築支援を行っています。
本ウェビナーでは、全ての企業にとってのビジネス上の重要なテーマとなりつつある「サーキュラー・エコノミー」のビジネス実装に向けて、どのような対応・取組を行っていくべきか、様々な立場の有識者のナレッジや、プロジェクトの事例をもとにご紹介します。
< このような企業の方におすすめ >
主催 | DJNサステナビリティ推進オフィス/電通Team SDGs |
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日時 | 2022年9月15日(木)14:00 〜16:00 |
費用 | 無料 |
形式 | Zoomウェビナー |
登録締切 | 2022年9月12日(月)17:30まで |
定員 | 先着500名まで |
基調講演
“異業種協業による循環ビジネス”〜日本にフィットするモデルとは?〜
株式会社ナカダイホールディングス 代表取締役 中台 澄之氏
昨今、ヨーロッパを中心にサーキュラー・エコノミーの先進的な事例や、脱炭素社会の実現に向けての企業や消費者のあるべき姿について、メディア等でよく目にするようなりましたが、日本の循環ビジネスについて語られることは、まだ多くありません。
第1章では、日本の(地理的)環境に適した循環ビジネスにフォーカスした日本型モデルについて解説します。
パネルディスカッション
「サーキュラー・エコノミー」と「DX」
株式会社ナカダイホールディングス 代表取締役 中台 澄之氏、Material ConneXion Tokyo 代表取締役 吉川 久美子氏
電通ジャパンネットワーク DJNサステナビリティ推進オフィス 堀田 峰布子
これからは、「モノ」だけの循環ではなく、「モノと情報」のセットで循環させていくことで、ビジネス自体も進化していきます。「サーキュラー・エコノミー」を構築し、ビジネスに実装していくため、「DX」が必須のキーワードとなります。
ソリューション紹介セッション
プロジェクト事例に学ぶ、サーキュラー・エコノミー実現の方法
株式会社電通プロモーションプラス プロダクト開発室 津田 まや
電通ジャパンネットワーク DJNサステナビリティ推進オフィス 堀田 峰布子
電通ジャパンネットワークのプロジェクト事例として、環境配慮素材「PLANEO」開発、社会課題対応型アップサイクルプログラム「で、おわらせないPROJECT」、サッカースタジアムを起点とした「地域食品循環実証実験」をご紹介します。
株式会社ナカダイホールディングス 代表取締役
中台 澄之(なかだい すみゆき)
株式会社ナカダイ入社後、総合リサイクル業としてリサイクル率99%を実現。その後、リユース市場の立ち上げや、廃棄物の回収から再利用までの資源循環コンサルティングを行う「モノファクトリー」を創設し、リマーケティングビジネスを確立する。多くの企業の循環ビジネスを構築し、CO2削減や廃棄物のリサイクル化などのコンサルティングを行う。
2013年 Good Design Award、未来づくりデザイン特別賞。著書に『捨て方をデザインする循環ビジネス』(誠文堂新光社)など。
Material ConneXion Tokyo(運営会社:株式会社エムクロッシング) 代表取締役
吉川 久美子(よしかわ くみこ)
前職にて樹脂成形品に転写する加飾フィルム事業部に所属し、家電や自動車メーカーのデザイン部門に対し、CMFデザインの提案を行う部署を立ち上げる。2013年 Material ConneXion東京の設立に携わり、2015年4月 代表取締役に就任。さまざまな領域の素材をクロスボーダーに活用する提案でイノベーションにつなげるマテリアルコンサルティングを行う。
電通ジャパンネットワーク DJNサステナビリティ推進オフィス ディレクター
堀田 峰布子(ほった みほこ)
大手電機メーカーのプロダクトデザイナーを経て、通信事業会社でプロダクトデザイン、UXデザインを統括。その後、グローバルメーカーで日本市場に向けたプロダクトブランディングとマーケティング、PRのマネージャーに。電通入社後は、ビジネスデザインの専門家として活動。iF Product Design Award、red dot design award、グッドデザイン賞など受賞多数。HCD-Net認定 人間中心設計専門家、日本人間工学会認定 人間工学専門家。2022年度グッドデザイン賞審査員。
株式会社電通プロモーションプラス プロダクト開発室 プランナー
津田 まや(つだ まや)
美術大学卒業後、日用雑貨や販促プロモーション関連、キャラクターグッズ等のデザイナー・ディレクターとしてメーカー等にて経験を積む。電通テック(現・電通プロモーションプラス)入社後は、飲料メーカーキャンペーンや企業マスコット関連の案件に携わり、2020年より植物由来プラ等のサステナブル素材を扱うチームに所属。電通Team SDGs所属のSDGsコンサルタントとして、SDGsを活用したプロモーションや、サステナブル素材を中心に据えた企画提案や制作、社内外の講演等への登壇など幅広く活動している。